手術・麻酔・入院

当クリニックでは乳腺の手術をはじめとして、日帰り・短期入院で可能な手術を多種行っております。

乳腺の手術<局所または全身麻酔/日帰りまたは短期入院>
  • 乳がん手術<全身麻酔/短期入院> 
  • 乳房形成術<全身麻酔/短期入院> 
  • その他の乳腺手術(乳腺良性腫瘍・陥没乳頭・乳腺炎など)<局所麻酔/日帰り> 

皮膚病変の手術<局所麻酔/日帰り>
  • 腋臭(わきが)手術
  • 皮膚皮下腫瘍、血管腫、耳介腫瘍など

頭・頚部の手術<局所または全身麻酔/日帰りまたは短期入院>
  • 耳下腺・顎下腺などの手術

腹壁の手術<局所・下半身麻酔または全身麻酔/日帰りまたは短期入院>
  • 各種ヘルニアの手術(鼠径ヘルニア・腹壁瘢痕ヘルニア・大腿ヘルニア・臍ヘルニアなど)

泌尿器の手術<下半身麻酔/短期入院>
  • 泌尿器の手術(尿失禁防止のためのTVTスリング手術、膀胱脱など)

肛門の手術<局所または下半身麻酔/日帰りまたは短期入院>
  • 肛門の手術(痔核・痔ろう・脱肛など)

血管の手術<局所または下半身麻酔/日帰りまたは短期入院>
  • 下肢静脈瘤手術など

● 乳がん手術

乳がんの手術はしこりの大きさによってさまざまな方法を駆使します。 原則はがんを可能な限り完全に切除することです。 ただし、切除しないでよい部分は出来るだけ温存することも必要です。

乳房温存術

がんの大きさが3cm以下であれば温存術ができる可能性があります。 それ以上になると、切除術になることが多いのですが、 最近では、先に抗がん剤や放射線など総合的な治療を術前に行って、 しこりを小さくし、温存術が可能になることもあります。

乳房切除術

しこりが大きかったり、乳房の皮膚も侵されている場合は乳房全体を切除します。 また、胸の筋肉までがんが及んでいるときには筋肉まで取ることもあります。

乳房皮膚温存手術

乳がんが大きくても、乳房のふくらみを形づくっている皮膚や乳頭をなるべく残して、 侵されている乳腺組織だけを充分に切除する方法です。この方法は自然の形が残っているので、 乳房形成術を簡単に行えるため、適応があれば当院でしばしば施行している手術です。

腋窩郭清術

がんが転移している恐れのある腋のリンパ節を掃除する手術です。 乳がんでは、腋(わき)のリンパ節に転移があることがあるため、 腋の部分も切開してリンパ節の入っている脂肪組織を根こそぎとってしまう手術が必要でした。 最近になって一番はじめにがんが到達するリンパ節(センチネルリンパ節)を見分ける方法が開発され普及しつつあります。

術中迅速病理検査

がんが乳腺のどこまで忍び込んでいるか、 切除したセンチネルリンパ節に転移はあるのかなどは肉眼ではわかりません。 このため、手術中に切除した断面の標本を作り、専門医に判定してもらいます。

麻酔、入院

手術する部分が小さければ、部分麻酔で、日帰り手術が可能です。 全身麻酔が必要な場合は平均的に1泊2日ないし2泊3日の入院の方が多いようです。 それ以上の希望のある場合はできるだけ対応するようにしております。

● 乳房形成術

美容のための豊胸術とちがって、失われた乳房を対側の損なわれていない自然な乳房に似せて再建するのは至難の業です。 しかし、人体の左右対称が失われるばかりでなく、女性の象徴である乳房の喪失感は非常に生活の質に影響すると思われます。 このため、次のような形成術が行われています。

人工乳房による乳房再建

まず乳房のあった部分に充分な皮膚のふくらみをつくるため、 皮膚と胸の筋肉の下に、生理的食塩水のバッグを入れます。少しずつバッグに生理的食塩水を注入し、 必要な大きさになった時にシリコン製の人工乳房に入れ替えます。

筋皮弁による乳房再建

体の別の部分の筋肉・皮下脂肪を用いる方法です。お腹や背中の筋肉を、 もとの乳房の位置まで回転させたり血管吻合したりして、乳房を形づくります。

乳房皮膚温存手術

乳がんが大きくても、乳房のふくらみを形づくっている皮膚や乳頭をなるべく残して、 侵されている乳腺組織だけを充分に切除する方法です。この方法は自然の形が残っているので、 乳房形成術を簡単に行えるため、適応があれば当院でしばしば施行している手術です。

● その他の乳腺手術

その他、下記のような手術を行っています。

乳腺良性腫瘍の手術

診断の結果良性と判れば摘出手術は必要ありませんが、 将来悪性化の可能性がある場合や、腫瘍が大きく成長して、 疼痛があったり、正常乳腺を圧迫したり、乳房に変形を来たしている場合は切除の対象となります。 あくまで良性なので、傷跡や変形がなるべく残らないように、場合によっては内視鏡を用いて手術をします。

陥没乳頭形成手術

■手術の対象となる状態

乳頭が周りの乳輪の皮膚の下に潜り込んだ状態を陥没乳頭と言います。 授乳困難や、分泌物がたまりやすく、しばしば炎症を起こす場合などが手術の対象になります。 それ以外に美容的形成の希望により手術する場合もあります。

■陥没乳頭の原因
もともと乳頭には十数個の乳管開口しています。そのうち中央の乳管が発達せず、 まわりの乳管が成長するため、乳頭が中に引っ張られることになり、 陥没すると言う説が有力ですが、まだ十分解明されていません。そのほか、がんや炎症のため、 二次的に内側に乳頭が引っ張られて陥没傾向になることがあります。

乳腺炎の手術

■授乳中の急性乳腺炎
早期ならば搾乳、抗生剤、閉塞乳管をブジー(細い管を通す器具)で開通させる方法などで対処できますが、 膿瘍(膿の溜まった空洞)ができてしまうと、切開して膿を出さなければならないため、治癒までに時間がかかります。

■乳輪下の膿瘍

乳輪の縁が腫れて、時には、自然に孔が開いて膿が出る。一時的に治るが、また同じことを繰り返す。
このような場合は細菌に汚染された乳管と乳輪の皮下を結ぶ通路を手術的に切開して掃除することが必要なことが多いと思われます。

■難治性区域性乳腺炎

乳腺の一部が硬く腫れ、乳頭の一箇所から膿が出たり、自然に腫れている部分の皮膚が破れて膿が出たりする。
なかなか治らないので、がんの疑いを持たれたりする。
このような乳腺炎は感染している細菌を何度も調べた上で、その細菌に効果のある抗生剤を使用し、 できるだけ硬い部分が小さくなるのを待った上で、その汚染された部分を区域的に切除します。 手術まで、場合によっては半年以上の薬による治療が必要です。

● 形成外科的手術

その他形成外科的手術等も多種行っております。ご相談ください。

腋臭(わきが)の手術

腋の下に発汗がはげしく上着まで汗で湿ってくる。発汗とともに強い刺激臭がする。 このような状態は、腋の皮下にアポクリン腺という分泌腺が異常に発達しているため起こる現象です。 この分泌物は、もともと匂いは無いのですが、細菌の分解作用で匂いを発する物質に変化すると言われています。 清潔にしていれば実際には匂いをともなっている場合はほとんどないのですが、 口臭と同様、人に対して気にしている場合が多いと思われます。

■皮膚切除法

昔から行われている方法で、アポクリン腺の分布している腋毛のある部分の皮膚をすっかり切除する方法。 この方法はアポクリン腺が完全に無くなるので効果は抜群ですが、広い範囲の皮膚を切除するので、 縫合に緊張が強く、術後のケロイドや引きつれが生じやすい欠点があります。

■皮弁法

腋の一部に切開を加え、そこから皮膚の裏側に密集しているアポクリン腺をこそぎ落として掃除する方法。 この方法は80%以上分泌を減少させることができ、傷跡もほとんど目立たなくなるので、 現在もっともよく行われている方法です。ただし、皮膚切除法と同様、腋毛の毛根もほとんど失われますから、 腋毛も80%以上生えなくなります。

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